トップ > ブログ > フライト関連 > 2016年11月9日

質問のお返事A


先日麻雀関連のお返事を書きましたが今日は航空関連のお返事を書きます。
このブログを立ち上げて1年弱。何気に100人くらい毎日みてくれてるっぽいです(笑)ホントありがとうございます。

1.中学生です。将来石田さんのようなパイロットになりたいのですけど、どうやったらなれますか?
中学生のK君。質問ありがとうございます。またK君の質問と同じようなものを数件頂いていますので合わせて書きますね。

まず、K君の場合はまだ中学生ということで、とりあえずは今のお勉強を頑張って下さい!そして高校、大学と進んで行くと思うのですがそこでも今自分がやらないといけないことを確実にこなしていきましょう。

パイロットっと言っても、いろいろありますよね?自衛隊のパイロット、エアラインのパイロット、私の様なその2つに属しないパイロット(使用事業パイロットって言うのかな?)
自衛隊に関しては全く分からないのですが、エアラインパイロットと今私がやってるパイロットになるにはどうしたら良いか書いていきますね。

まずエアラインパイロットですが、私の友人も何人も飛んでいらっしゃいますが、宮崎にある航空大学、もしくは各航空会社が自社で育成するパイロットがあります。(世間では自社要請と言われています)。この2つを目指すのが手っ取り早いと思いますよ。更に最近では自身でライセンスを海外で取得してその後日本のライセンスに書き換えてそこから就職試験という手もありますね。ただ、ご自身でライセンスを取得する場合、費用が結構嵩んでしまうのが難点です。私自身もアメリカでライセンスを全部取得しましたが何だかんだ含むと800万円くらいかかってる気がします(笑)更に日本での書き換えとなるとそこから1000万円超かかると思いますので、世の中はお金だなぁって感じさせられました。私は自分でお金工面してライセンスを全部取ったのでアメリカのライセンスが全部揃った時には既に29歳になってました。海外の航空会社では飛行経験等が考慮されるのですが、日本は年齢も考慮されていると思います。ので、エアラインを目指すのであるならば上記に書いた航空大学、自社要請を目指して頑張っていきましょう。

で、私のような使用事業のパイロットですが、これはどこの国でどの機体で飛ばすかによってライセンスを取る国が変わってきます。日本は殆どJA(日本国籍機)かとは思いますが、私が今飛ばしている飛行機は全てN(アメリカ籍機)なんですね。
すなわち、アメリカでライセンスを全て取得した私はアメリカ機であれば乗れるわけです。会社にあるプライベートジェット機も全部アメリカ機ですので、乗れるということになります。ただ、使用事業の会社というのは通常はあまり採用しません。ですので、ライセンスは所持しているのは必須で更に人の繋がりが必要です。(もうここまで来ると運もあるとは・・・思います。)

ですので、K君。自分の勉強も大切ですけど、人との繋がりも大事にして下さいね。

2.私は飛行機が苦手です。飛行機に乗ってて怖かったことはありますか?怖いと思ったときはどうしたらいいですか?
こちらは女性の方から(笑)
正直言いますと、怖かったことはあります。訓練始めて10日程度の時何が何だか分からない頃にちょっとエンジンがトラブル起こして死にかけました。訓練機ボロボロでしたので・・・
それ以降はあんまりないですね。
揺れとかも自然に慣れてきて、今では雨を降らすフライトで相当揺れる日もあるのですが全く何とも思いません。(興味本位で乗せて下さいって乗せてあげた方は5割程度で吐いてらっしゃいますが・・・)

そして安心して下さい。飛行機は車に比べて事故率はかなり少ないです。
計器やエンジンが1個や2個壊れたくらいでは墜落しません。全てに多重のバックアップが存在します。ガタガタ揺れるのも飛行機がおかしいのではなくて風が強かったりそういう原因なので何ら問題ないですよ。

ただ、この多重のバックアップでも事故が起こってしまうことがニュースで取り上げられたりしますが、逆に言うと、普段事故が全くないので、実際事故が起きた場合に大きく報道されてそれが印象付いてしまっている可能性があります。

車と飛行機の事故発生率はインターネットでも公表されていますので見てみてくださいね。それを見ればいかに安全かが分かると思いますよ。

3.操縦中は何をしているのですか?
水平飛行で特にすることがなければ計器や他機に目をやりながら機長と話しています。

4.眠たくなったらどうするのですか?
そういう時は機長さんと話しますね。スルメ持ち込んだことあります(笑)
あと、とある外資系のエアラインパイロットさんは実際に寝てるらしいです。というのはやっぱり人間。眠たくなることもありますよね。そういう時は片方の操縦士がモニタリングして、もう片方は寝てるとか(実際10分〜20分程度)。パワーナップって言って少し寝るらしいですよ。(私の知人談)

5.将来CAになりたい大学生です。CAについて教えて下さい。
すいません。CAさんについては全く分かりません(笑)
何を採用基準にしてるのかも分かりません。ただ言えることは一昔前に比べてパイロット同様に壁が低くなってる気がします(個人的感想です)

6.面白かったことなどありますか?
あります!人工降雨のフライトの場合、フレアって言って翼の後ろに筒のようなものを付けて飛行するのですが、雲の下でこれを発火させるわけで、地上から見たら翼から火が出てるように見えるらしい。のです。
で、、、オペレーションを行っている辺りで近隣住民が警察等に連絡したらしく、管制の無線で異常ないか?とか聞かれたことが何回かあります。(笑)

7.石田さんが飛行機に乗っている写真お願いします。
すみません。私自身を私で撮れません・・そのうち後ろにカメラでもセットしておこうかな・・

8.人工降雨って日本でもやってるんですか?
日本は実験段階だけだと思いますよ。毎日飛んでいるってことはなさそうです。
人工降雨が強いのはこの辺りではタイですかね?人工降雨に関する予算もマレーシアの数十倍って聞いています。何やらタイの王様が支援しているのだとか・・



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